代表者ごあいさつ

　私が行政書士になろうと思ったきっかけは、私が十数年間に亘る国家公務員勤務の中で得た経験や知見を活かすことができる場所は、四角四面で融通が気利かず、創意工夫なく前例を踏襲することが文化となっている硬直した公務の職場ではなく、逆に、行政庁に対して不満を抱いていたり、困惑している民間人としての視点に立って、困っている皆さんのお役に立てる立場で活動できる場所が適所であると思ったからです。正直、公務員を辞めることは、多くの人がうらやむ安定した職業を捨てて、茫々たる大海原を一人小舟に乗って漕ぎ出していくようなものでしたので、決死の覚悟と勇気が必要でしたが、今となっては、決断して本当に良かったと思っております（笑）

　この業務を始めてから既に２０年目に突入しましたが、これまで数多くの方々から色んな種類の許認可申請等の業務のご依頼を頂きました。その中には難易度のかなり高いものも相当数ありましたが、ご依頼頂いた困難な業務を、時には当事務所主導で中央省庁をも巻き込んで自治体職員の意識改革を促しながら、四苦八苦して何とか遂行できたことで、これまで低迷していたご依頼者様の業況が改善し、そのご依頼者様から涙ながらに感謝のお言葉を頂戴した際などには、本当に行政書士冥利に尽きると感じました。同時に、今後もご依頼者様のために頑張ろう！という気力が湧いてきます。

　行政書士は、ご依頼者様の経済的繁栄に寄与することの多い業務を担っております。そういう意味で、弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、弁理士、土地家屋調査士、行政書士の７つの士業の中で、最もやり甲斐のある職種であるのと自負しております。